2019 年 19 巻 6 号 p. 6_116-6_128
液状化の可能性がある地盤で直接基礎を採用する場合は, 地震時に地盤の支持力が喪失するため沈下評価が必須となる.しかし, 現行の基準類では基本的に液状化地盤における直接基礎を許容しておらず設計法は整備されていない.また, 液状化による更地地盤の沈下評価を精度よく行える解析法も多くなく, 構造物がある場合の沈下予測はさらに難しい問題である.本報告では, 1995年の兵庫県南部地震で液状化を経験した六甲アイランドにある3つの直接基礎建物を対象とし, 液状化による建物の沈下を有効応力解析で評価した.