2019 年 19 巻 6 号 p. 6_129-6_138
通信管路は, 地下通信ケーブルを収容・保護する設備である.高度経済成長期に大量に建設されたため, 老朽化が進行している.また, この時期の管路は耐震性が十分ではなく, 過去の大地震でも多数の被災が確認されている.既設管路を補修する方法として, 内面に樹脂等で被膜を形成するライニング技術があり, 広く使われている.ライニング管は, それ自体で埋め戻し土, 活荷重による土圧に対して十分な強度を有しているため, 補修のみならず耐震対策としての効果を期待し, 検討してきた.本稿では, 収容ケーブルの有無に対応したライニングの耐震性を, 応答変位法を応用した解析手法及び実験により評価する.