鉄道構造物の地震時復旧性に関する性能評価の一助とすべく,著者らは構造種別,損傷レベルに応じて復旧に必要な作業項目から復旧日数を算定し,データベースとして整備する検討を実施している.本稿では,復旧に関して詳細な条件,過程等が整理された2022年福島県沖地震における復旧記録を用いて,復旧作業の各作業項目の所要日数を詳細に分析した.その結果,データベースで考慮していない大規模な損傷と小規模な損傷の中間的な損傷状態の条件がみられたため,これを条件に追加することによりデータベースを改良し,表現できる損傷状態,復旧方法の適用範囲を拡大させた.改良後のデータベースを用いることで,より実態に即した形でのきめ細かい地震時復旧性の評価が可能となる.