2025 年 25 巻 6 号 p. 6_1-6_11
地震調査研究推進本部地震調査委員会により公表されている「全国地震動予測地図」のうち確率論的地震動予測地図は,2009年に公表された後,地震活動モデルの改良を続けている.本稿では,最初の2009年版,大幅に改良された2014年版,最新版の2020年版を対象に,地震活動モデルから算出される地震数の変動を分析した.また,確率論的地震動予測地図の妥当性検証の1つとして,地震カタログから算出される地震数と比較した.その結果,2020年版の地震活動モデルの妥当性がある程度確認された.一方で,規模の大きい地震のモデル化については改良の余地があることを指摘した.