教師学研究
Online ISSN : 2424-1598
Print ISSN : 1349-7391
保育者の支援行動の実態
―応用行動分析学の知見に基づく質問紙による検討―
緒方 宣挙
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2026 年 29 巻 1 号 p. 69-79

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抄録
本研究の目的は、応用行動分析学の知見に基づいて作成した質問紙を通じて保育者の支援行動の実態を明らかにし、同理論が保育実践において効果的に機能するための示唆を得ることである。196 の園に質問紙を配布し、640 人の保育者から有効回答を得た。質問紙法による調査の結果、応用行動分析学的な支援が比較的実践されていることが示唆された。特に、「ほめること」の実践度が高いことから、正の強化を中心とする応用行動分析学は保育との親和性が高いと考えられた。一方で、子どもの行動上の問題の原因を「環境要因」ではなく「個人要因」と捉える保育者が多いことや、応用行動分析学の理論からすると、必ずしも適切とは言えない回答も確認された。本研究を通して、保育者が応用行動分析学の理論を学ぶことの意義が示された。保育実践に理論的裏付けをもたらすことで、保育の質を一層高める基礎的資料となることが期待される。
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