日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
ウルトラプロヘルニアシステムを用いた嵌頓スピーゲルヘルニアの1例
森岡 広嗣三木 明寛福山 啓太石川 順英
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2012 年 32 巻 7 号 p. 1217-1219

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抄録
スピーゲルヘルニアは,腹壁ヘルニアの0.12~2.0%にみられる比較的まれな疾患である。症例は75歳,男性。突然の左下腹部痛で近医を受診し,CT検査で腹壁ヘルニア嵌頓と診断され当院に紹介された。非観血的に還納できず,スピーゲルヘルニア嵌頓の診断で緊急手術を施行した。ヘルニアは,スピーゲル腱膜から内腹斜筋にかけて形成された,ヘルニア門に嵌頓していた。還納後,ウルトラプロヘルニアシステム(UHS)を用いたヘルニア修復術を行った。Underlay patchを腹横筋とスピーゲル腱膜および腹直筋の背側面に展開し,onlay patchを内腹斜筋とスピーゲル腱膜,および腹直筋上に固定した。術後疼痛は軽微であり,light-weight large pore meshであるUHSは,形状および材質面で,スピーゲルヘルニアの修復に有用であると考えられた。
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© 2012 日本腹部救急医学会
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