日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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ISSN-L : 1340-2242
原著
当院におけるIIIb型膵損傷例の検討
富沢 直樹荒川 和久安東 立正小林 克己黒崎 亮加藤 隆二荻野 美里竹吉 泉須納瀬 豊白石 卓也
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2013 年 33 巻 5 号 p. 793-801

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抄録
要旨:当院のIIIb型膵損傷例の検討を行った。対象は2000年から当院で治療したIIIb型膵損傷10例である。診断では膵損傷が強度の例は全身状態が許せばERPを行った。ERPは4例に行い2例にステントを挿入した。体尾部損傷の5例は,全例に膵体尾切除を行った。膵頭部損傷の3例は広汎膵切除,外胆汁瘻+膵管内ステント,Letton&Wilson術式をそれぞれ1例行った。十二指腸損傷を伴った膵頭部損傷2例はPDを行い,1例は術中に出血傾向となりMOFで失った。膵管ステント挿入例ではステントが術野で確認できた。主膵管は全例術中に確認・処理が可能で術後膵液瘻は6例に認めたが,全例保存的に軽快した。以上よりIIIb型膵損傷における術前ERPは有用と思われた。全身状態不良例ではDCS(damage control surgery)を選択する治療戦略も必要と思われた。
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© 2013 日本腹部救急医学会
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