日本腹部救急医学会雑誌
Online ISSN : 1882-4781
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ISSN-L : 1340-2242
特集:Abdominal Compartment Syndromeの病態と治療
一般外科医が行うopen abdominal management(OAM)の現状
小網 博之伊佐 勉亀山 眞一郎伊志嶺 朝成松村 敏信阪本 雄一郎
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キーワード: 一般外科医
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2013 年 33 巻 5 号 p. 843-848

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抄録
要旨:ACSが広く認識されるなか,当院でもopen abdominal management(OAM)を行う機会が増えている。今回,2009年4月からの31ヵ月間に行われた重症外傷後のOAM 4例(平均25.8歳,男性75%)に関して当院での現状を検討した。当院でのOAMの特徴は,(1)silo closure+持続吸引,(2)簡易縫縮法の2点である。全例が出血性ショックを伴う重症腹部外傷症例で,交通外傷が2例,高所墜落と重機横転による圧挫損傷が各1例であった。そのうち3例で来院同日にinterventional radiology(IVR)と止血術の両方を行った。Primary ACSと診断したのが1例,閉腹困難例が1例,Damage control surgeryを行ったのが2例だった。高所墜落例以外の3例は腹壁閉鎖でき30日生存例は2例だった。OAMは有用で一般外科医にとっても必要不可欠である。
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© 2013 日本腹部救急医学会
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