1995年から2012年に当科で経験したSMA閉塞症20例について検討した。平均年齢は77歳,男性12例,女性8例,心血管疾患の既往は19例(95%)に認め,術前診断率は80%(CT15例,血管造影1例)であった。16例で開腹手術,4例で血栓溶解療法を施行した。1例は血栓溶解療法後に腸管壊死のため手術を要した。在院死亡は9例(死亡率45%)で,手術例8例(死亡率50%),血栓溶解療法例1例(死亡率25%)であった。7例でsecond look surgeryを施行し,2例で腸管追加切除を要し,うち1例が死亡し,死亡率は14%であった。Second look surgeryを施行しなかった9例のうち7例が死亡,死亡率は78%と施行した症例より有意に高かった。予後改善のため,積極的にsecond look surgeryを施行することが必要と考えられた。