日本腹部救急医学会雑誌
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症例報告
Interval Appendectomy施行後に診断された腫瘤形成性虫垂炎を伴った虫垂子宮内膜症の1例
村木 輝有田 淳小松 茂治高橋 和裕大山 莉奈三島 圭介黒田 誠司鈴木 英之内田 英二
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2016 年 36 巻 4 号 p. 777-780

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抄録

腫瘤形成性虫垂炎を伴い保存的加療後にlaparoscopic interval appendectomyを施行した虫垂子宮内膜症の1例を経験したので報告する。症例は38歳,女性。右下腹部痛を主訴に来院。来院時の腹部造影CT所見では内腔に小石灰化を伴う盲腸と連続する腫瘤影を認めた。各種腫瘍マーカーはいずれも正常域であった。腫瘤形成性虫垂炎の診断とし,抗生剤点滴による保存的加療を行った。退院3ヵ月後にlaparoscopic interval appendectomyを施行した。手術所見では虫垂末梢側が限局性に腫大,屈曲していた。摘出標本の病理組織学的所見では虫垂体部より先端にかけ筋層内ならびに漿膜下組織に子宮内膜組織を認め,虫垂子宮内膜症と診断した。生殖年齢女性の虫垂炎においては本疾患の可能性も念頭におくべきであり,確定診断後は他部位の異所性内膜症の検索についても重要であると考えられた。

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© 2014, Japanese Society for Abdominal Emargency Medicine
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