日本教育メディア学会研究会論集
Online ISSN : 2435-0729
Print ISSN : 1344-8153
探究学習における情報収集プロセスの可視化方法の検討
稲垣 忠マース アレクサンダー庭井 史絵登本 洋子
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2024 年 57 巻 p. 96-101

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抄録
探究学習における情報収集段階では,学習者は図書,ウェブ,統計資料等のさまざまなメディアにアクセスする。収集した情報の質や広がりを教員が把握し,適切な指導・支援を行なったり,学習者自身がメタ認知したりするには,学習成果物の文献リストに対する事後的な指導ではなく,文献を収集する学習過程を可視化する手法が求められる。初等中等教育の探究学習において学習スキルに着目して記述された12点の資料を対象に記載事項を分析した。その結果,情報の探索および整理に関わる7つのカテゴリが抽出され,特に情報の入手と記録について重点的に取り組むよう記されていることが明らかになった。情報収集状況を可視化する上で,メディア,内容(難易度),内容(分野),時系列の4つの軸を設定し,情報の入手,記録状況の可視化について検討した結果をもとに,情報収集の蓄積・可視化システムの概念モデルを構築することができた。
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© 2024 日本教育メディア学会
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