2011 年 53 巻 12 号 p. 813-816
福島第一原発事故により計画外の放射性物質が大量に環境に放出され,放射性物質によって汚染された廃棄物が発生した。このような事態に対処するため,8月26日「がれき処理特別措置法」が成立し,放射性物質に汚染されたがれきや土壌の処理の道が開かれた。しかし,処理・処分の具体的方法はいまだ明らかではない。廃棄物対策は時々刻々と進行しており,今後,復旧に向けた合理的で実現性のある方法が示されるものと思われる。現時点における,福島第一原発事故による放射性物質により汚染した廃棄物と関係法令における関係について解説する。