日本食品低温保蔵学会誌
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フィルム包装および出荷容器が葉ネギの鮮度に及ぼす影響
茨木 俊行池田 浩暢打田 宏太田 英明
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1995 年 21 巻 2 号 p. 67-72

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抄録
二軸延伸ポリプロピレン (OPP) フィルム包装と出荷容器との組み合わせが, 実際あるいは模擬流通条件下で, 葉ネギの鮮度に及ぼす影響を検討した。
(1) 葉ネギの呼吸速度は, 高二酸化炭素・低酸素条件, および低温条件下で抑制された。
(2) 実際の流通では, 発泡スチロールおよび段ボール間で葉ネギの品温にわずかな差が認められたが, ほとんど同様な保温効果を示していた。
(3) 20℃貯蔵下の発泡スチロールと不完全な熱シールOPPフィルム包装との組み合わせでは, 発泡スチロールの高いガスバリアー性によって, 二酸化炭素が蓄積し, 反対に酸素濃度が低下した。
(4) 完全な熱シールOPPフィルム包装と通常の段ボールとの併用によって, 高二酸化炭素 (8.8~10.1%) および低酸素 (2.6~3.4%) 濃度の良好な条件が得られ, 現実の流通で葉ネギの品質劣化速度を抑制した。
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