Journal of Applied Glycoscience
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生薬澱粉によるカチオン性メチレンブルーとアニオン性メチルオレンジの吸着
山田 雅英, 坊木 佳人, 松山 明子, 高橋 昌江, 岩城 正宏
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2005 年 52 巻 2 号 p. 101-106

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抄録
生薬の抽出残渣に含まれている澱粉を有効利用するため, カチオン性メチレンブルー (MB) とアニオン性メチルオレンジ (MO) の吸着特性を調べた. 澱粉 (S) は, Panax ginseng C.A. Meyerの根, ニンジン (PG), Panax notoginseng (Burk.) F.H. Chenの根, サンシチ (PN), Pinellia ternate (Thunb.) Breitenbachの塊茎, ハンゲ (PT), Alisma orientale Juzepczukの根茎, タクシャ (AO), Coix lacrymajobi Linné var. ma-yuen Stapfの種子, ヨクイニン (CL) から調製した. 吸着等温線はAIC値を用いて評価した (Table 1). その結果, カチオン性MBはLangmuir型 (Table 1, Fig. 1), アニオン性MOはFreundlich型 (Table 1, Fig. 2) に分類された. 澱粉は, MOよりMBを多く吸着した (Table 2, 3). 吸着量に影響を及ぼす要因は, 粒子径やカチオン性無機質の含量でなく, リン含量であった (Table 5). カチオン性MBがアニオン性MOよりも澱粉表面に強く吸着したが, それは含有リンの陰イオン性のゆえであった. ヨクイニン澱粉 (S-CL) は, 5℃と25℃いずれの温度でも, カチオン性MBとアニオン性MOの両方に対し, S-PG, S-PN, S-PT, S-AO, S-ST (バレイショ澱粉) より, 優れた吸着力を示した (Table 2, 3). S-CLは, その表面に多孔性ならびに縞状構造が観察され (Fig. 4), リン含量は低かった (Table 4).
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© 2005 by The Japanese Society of Applied Glycoscience
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