Journal of Applied Glycoscience
Online ISSN : 1880-7291
Print ISSN : 1344-7882
ISSN-L : 1344-7882
Regular Papers
成熟ラットの水泳学習行動と脳内脂質組成に及ぼすシアリルラクトースとガラクトシルシアル酸の影響
酒井 史彦池内 義弘浦島 匡藤原 三知雄大槻 健蔵柳平 修一
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 53 巻 4 号 p. 249-254

詳細
抄録
乳から調製したシアリルラクトース(SL)とβ-ガラクトシダーゼの糖転移反応で酵素合成したガラクトシルシアル酸(GN)について,成熟ラットの水泳学習行動と脳内脂質組成との関係に着目して解析を行った.その結果,SLやGN投与群の水泳学習行動は,対照に用いたシアル酸やガラクトオリゴ糖および乳糖投与群と比較して向上する傾向にあった.また,SLやGNを投与したラットでは脳内のリン脂質やガングリオシドが有意に増加することが明らかとなった.リン脂質やガングリオシドは脳内脂質を構成する重要な成分であり,乳児期で急激に増加した後,一定の水準となり,その後高齢化に伴い減少することが知られている.
著者関連情報
© 2006 by The Japanese Society of Applied Glycoscience
前の記事 次の記事
feedback
Top