澱粉工業学会誌
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甘藷生澱粉の貯蔵について(第3報)
すり込み生粉を貯蔵すること
福田 稔夫前沢 辰雄
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1961 年 9 巻 2 号 p. 57-60

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抄録
 すり込み生粉を貯蔵した際の目減り程度と,貯蔵後の製がうまくゆくかについて試験して,次のことが判つ。 1.11月下旬から24日間工場の生粉だめに貯蔵した料の目減りは1.5%程度であった。貯蔵後に寄せ込みを行うと,貯蔵前に寄せ込みしたものより1回洗滌だけ分の操作を加えないと同程度の品質にならない。 2.実験室で貯蔵温度と期間を変えて試験したところ,温度が高い場合は,短期間でも土肉分離が不良となり,澱粉の品質は低下し,目減りが多かった。また低温でも期間が長い場合は同じ傾向になった。
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