澱粉科学
Online ISSN : 1884-488X
Print ISSN : 0021-5406
ISSN-L : 0021-5406
多重回帰分析による米の食味の判定式の設定
米の食味と理化学的性質の関連 (第2報)
竹生 新治郎渡辺 正造杉本 貞三真部 尚武酒井 藤敏谷口 嘉廣
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 32 巻 1 号 p. 51-60

詳細
抄録
昭和57年産水稲うるち米34点について, 官能検査による食味評価を行い, それと同時に理化学的性質を測定して, 食味評価 (総合評価) を目的変数とし, 理化学的性質21項目を説明変数に選び, 多重回帰分析を行った.
その結果, 精米のタンパク質 (乾物), 精米粉のアミログラフ特性のうち, 最高粘度, 最低粘度, ブレークダウン, 精米の炊飯特性のうち, 炊飯液のヨード呈色度の5項目の測定値から, 食味をある程度推定できる判定式を作ることができた.
また, 昭和58年産水稲うるち米18点を用いて, 食味の判定式の妥当性を検討した.
著者関連情報
© 日本応用糖質科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top