澱粉科学
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水分吸着・脱離等温線による澱粉の微細構造の解析
坊木 佳人川崎 直人南 一生
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1992 年 39 巻 4 号 p. 271-276

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抄録
 1)20℃ における水分吸着・脱離等温線の結果から,水分活性0.4以上での水分吸着量,水分活性1.0における飽和吸着量,ヒステリシスの大きさは,B図形のバレイショ澱粉が最も大きく,C図形のクズ澱粉と甘藷澱粉,A図形のトウモロコシ澱粉とコメ澱粉の順に小さくなった. 2)水分吸着等温線をMP法にあてはめ,半径10.5A以下の細孔分布を算出した.その結果,B図形のバレイショ澱粉には,細孔半径8Å付近に大きなピークが観察されたが,A図形のトウモロコシ澱粉とコメ澱粉,C図形の甘藷澱粉には,そのようなピークが観察されなかった. 3)水分脱離等温線をBJH法にあてはめ,半径10.5~300Åの細孔分布を算出した.その結果,細孔容積は,B図形のバレイショ澱粉が最も大きく,C図形のクズ澱粉と甘藷澱粉,A図形のトウモロコシ澱粉とコメ澱粉の順に小さくなった.X線回折図によるB図形澱粉の割合と水分吸着法による細孔容積の値をプロットしたところ,直線性(相関係数,0.955)が認められた.さらに,半径4~10.5Åと半径10.5~300Åの全細孔容積とB図形澱粉の割合との間にも0.959の相関性が認められた.
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© 日本応用糖質科学会
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