Journal of Applied Glycoscience
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酵素法によるフェネチルアルコール配糖体の大量合成とその応用
木村 隆内田 充恵中島 宏鈍寳 宗彦
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2000 年 47 巻 1 号 p. 55-59

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抄録

 フェネチルアルコール配糖体の酵素的合成とその応用について研究を行った.Escherichia coli由来のβ-ガラクトシダーゼにより,フェネチルアルコール配糖体の大量調製を試み,フェネチルアルコール配糖体を無香性の白色粉末としてkgスケールで単離した.酵素分解処理,機器分析により,本配糖体がフェネチルβ-D-ガラクトピラノシドであることを明らかにした.フェネチルβ-D-ガラクトピラノシドは,切り花への賦香効果が報告されているフェネチルα-D-グルコピラノシドに比べて非常に高い植物芳香増強効果を有していた.

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© 日本応用糖質科学会
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