極東ロシア、ボズネセンカ帯南部、ウラジオストク周辺より採取した2試料の花崗岩質岩のジルコン年代は427.0 ± 3.1 Ma及び254 ± 3.4 Maを示した。一方、西南日本の舞鶴帯より採取した5試料の花崗岩質岩のジルコン年代は259.0 ± 3.0 Ma、 291.6 ± 4.3 Ma、 294.0 ± 4.5 Ma、 279.7 ± 2.4 Ma及び441.9 ± 2.8 Maを示した。誤差は95 %信頼域 (1.96 σ)を示す。ペルム―トリアス紀花崗岩の年代及びトリアス系の存在は、舞鶴帯とボズネセンカ帯との連続性を示唆する。