2002 年 22 巻 1 号 p. 35-42
本論文は高齢者の健康生活を支援するための生活行動モデルと生活行動異常判定法を提案し,実際に人の生活行動を観測し収集データをもとに生活行動異常判定への適用実験を行い,提案手法の有効性について述べたものである.人の生活行動モデル考案のために人の生活行動の習慣性に着目し生活行動の解析を行い,生活行動が確率遷移する有限オートマトンで表現できることを指摘した.次に,隠れマルコフモデル(HMM)の手法を用いた生活行動異常判定法について述べた.最後に,実際の観測データから生活行動知識の構築を示し,生活行動異常判定への適用実験結果から提案手法の有効性を示した.