2003 年 23 巻 4 号 p. 333-338
信州大学医学部附属病院では,新しい北中央診療棟に手術部と材料部が移転すると同時に,手術システムと連動した本邦初の自動制御によるコンテナ管理システムを導入した.手術システムのサーバーと端末,ならびにコンテナシステムのサーバーと端末を病院総合情報システム(HIS)のネットワークに接続し,各診療科はHIS端末からイントラネットWebを利用し,手術予約と麻酔申し込みならびにコンテナ予約を行う.手術器械の情報はパーソナルコンピュータを用いてデータベース化し,Web(インターネット)で閲覧できるシステムを構築した.手術予定が確定すると予約情報はコンテナシステムへ自動配信される.コンテナの保管スペースはクローズ型で清浄度は高く,滅菌期限の管理が明確で容易となった.また,このシステムは手術スケジュールによるコンテナの自動搬出が可能であり,利用状況が明確化し,院内すべての業務端末でコンテナ内容を閲覧できるなどの利点がある.