日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
2004年 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会
セッションID: G4-14
会議情報

G4:深成岩および変成岩
ベトナム・コンツム地塊におけるペルム紀-トリアス紀超高温変成作用
*小山内 康人中野 伸彦大和田 正明Nam Tran Ngoc豊島 剛志角替 敏昭Binh Pham
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ベトナム・コンツム地塊の超高温変成岩類は、時計回りの変成履歴をしめし、最高変成条件は、1000℃・12kbarに達する。泥質グラニュライトからは、最高変成条件以降の後退変成過程が詳細に解析され、同時に苦鉄質グラニュライトからは最高変成条件到達以前の昇温期変成過程が読みとれ、この岩石が経た最高圧力条件は約17kbarのエクロジャイト相であったことがしめされた。これらの変成作用は、ペルム紀ートリアス紀境界の約250Maに、東アジアにおける小大陸衝突に伴う、衝突型変成作用による。
著者関連情報
© 2004 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top