日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会 講演要旨集
2004年 日本岩石鉱物鉱床学会 学術講演会
セッションID: G6 P-17
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G6:岩石・鉱物・鉱床学一般
カナダ・オンタリオ州ヒューロニアン累層群中硫化物の硫黄同位体組成
*橘 省吾平井 建丸後藤 和久山本 信治多田 隆治田近 英一Joseph KirschvinkRobert Kopp大河内 直彦磯崎 行雄木多 紀子下田 玄森下 祐一
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抄録
太古代_から_原生代初期の堆積岩中に報告されている質量に依存しない硫黄同位体分別(MIF)は,当時の地球大気の酸素分圧が現在に比べて極めて低かったことに起因すると考えられ,硫黄MIFの証拠がいつ・どのような時間スケールで見えなくなるかを決めることは,大気中に酸素がどのように放出されたかを理解する上で,重要な意義を持つ可能性がある.原生代初期に堆積したカナダ・ヒューロニアン累層群のいくつかの層に関して,硫黄同位体の全岩分析がなされているが,大規模なMIFの証拠は見つかっていない.我々は,ヒューロニアン累層群中に硫黄MIFの証拠が局所的に残されていないかどうかを調べるため,イオンマイクロプローブを用い,硫化物の微小部硫黄同位体分析をおこなった.現在までのところ,各層の硫化物に関して,大規模なMIFの証拠は見られておらず,全岩分析の結果と調和的である.
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© 2004 日本鉱物科学会
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