2017 年 5 巻 2 号 p. 36-43
[目的]本研究の目的は、一人暮らし要介護高齢者を別居で介護する家族介護者の介護の現状を明らかにすることである。
[方法]要介護認定を受けた65歳以上の一人暮らし高齢者を別居で介護する家族介護者4名を対象に、個別に半構造的面接を実施した。得られたデータから逐語録を作成し、別居介護の状況が語られている部分を抜き出してコード化し、抽象度を上げてカテゴリー化した。
[結果]一人暮らし要介護高齢者を別居で介護する家族介護者の介護生活継続の様相は、「実施している介護の内容」「介護継続に伴う介護者自身の変化」「介護者自身の変化の背景」「介護継続のための対処」の要素で構成された。
[結論]別居での介護は、訪問して直接介護ができる時間が限られるなどの特徴があり、介護者は別居での介護を継続するために様々な対処を行っていた。そのため、家族介護者の負担増大に配慮しながら支援を行っていく必要があると考えられた。