日本看護科学会誌
Online ISSN : 2185-8888
Print ISSN : 0287-5330
ISSN-L : 0287-5330
研究報告
高齢者訪問看護の質指標開発の検討:全国の訪問看護ステーションで働く看護師による自己評価
山本 則子, 岡本 有子, 辻村 真由子, 金川 克子, 正木 治恵, 鈴木 みずえ, 山田 律子, 鈴木 育子, 永野 みどり, 緒方 泰子, 岡田 忍, 本田 彰子, 赤沼 智子, 根本 敬子, 深田 順子, 石垣 和子
著者情報
キーワード: 質指標, 高齢者, 訪問看護
ジャーナル フリー

2008 年 28 巻 2 号 p. 2_37-2_45

詳細
抄録
目的:高齢者訪問看護の質指標(16領域483指標)開発の一部として,全国の訪問看護ステーションで働く看護師を対象に,指標に関する実践の自己評価や指標についての意見を調査した.
方法:全国5,322カ所の訪問看護ステーションに10,644通の調査票を郵送し回答を得た.
結果:回答は3,068通(29.7%)あった.全領域で平均7割程度の指標が実施していると回答されていた.指標への「はい(=実施している)」という回答率は摂食・嚥下障害ケアや口腔ケアが低く,清潔ケア等が比較的高かった.情報収集,精神的支援,医師への報告など侵襲が少なく病棟でも一般的なケアは「はい」の回答率が高く,判断を伴うアセスメント,学習を要する特殊な技術の提供やケア実施後の評価は「はい」の回答率が低かった.全領域で「訪問看護で必要な項目が網羅されている」という意見が7割以上得られた.
結論:開発中の訪問看護質指標では,指標ごと,領域ごとに実施率にある程度のばらつきがみられた.今回の結果を参考にしつつ質指標の開発を進めていきたい.
著者関連情報
© 2008 公益社団法人 日本看護科学学会
前の記事 次の記事
feedback
Top