日本看護科学会誌
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原著
男性看護師におけるHopeを媒介としたワーク・エンゲイジメントのプロセスモデルの検討:混合研究法
笠原 邑斗菅野 雄介松尾 まき白濵 伴子瀧澤 美奈廣島 麻揚
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2023 年 43 巻 p. 488-498

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抄録

目的:男性看護師におけるHopeを媒介としたワーク・エンゲイジメント(WE)プロセスモデルを明らかにする.

方法:混合研究法の説明的デザインを用いた.男性看護師839名にWeb調査を行い,WEプロセスモデルを構造方程式モデリングで検証した.同意を得た13名に半構造化面接を行い,内容を量的結果と統合した.

結果:228名を解析対象とした(有効回答率27.2%).WEプロセスモデルとして,上司の配慮,看護関連資格,進学の支援がHopeを仲介しWEに影響していた(GFI = .951,AGFI = .906,RMSEA = .084).対象者は男性役割を意識しており,上司の配慮とHopeの関連は「支援の充実した組織でキャリアアップを目指す」等で説明された.

結論:男性看護師のHopeを媒介したWEプロセスモデルを混合研究法で明らかにした.男性看護師は性別意識を持つ一方,仕事と家庭の両立も意識していた.

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