目的:循環器看護スペシャリスト(SP)による外来通院中の心筋梗塞患者へのセルフケア教育の実践の実態と関連要因を検討する.
方法:慢性心不全看護認定看護師と慢性疾患看護専門看護師を対象とした無記名自記式質問紙を用いた横断的観察研究を行った.セルフケア教育の実践の有無と実践の程度に関連する要因を検討した.
結果:149名のうち95%以上がセルフケア教育は重要だと回答したが,約半数は教育を実践していなかった.教育の実践の有無と関連する要因は,外来心リハの設置,外来関連の部門へのSPの所属であった.教育の実践の程度は,セルフケア教育の重要性の認識が高いこと,医師・栄養士との協力体制と有意に関連していた.
結論:SPのセルフケア教育の実践率は約半数であった.実践率上昇には環境要因が重要である可能性が示唆された.実践の程度を上げるには,医師・栄養士との協力体制が効果的である可能性が考えられた.