目的:特別支援学校教員による医療的ケアの適切な実施に向け,実地研修を担う学校看護師による教員への支援を明らかにする.
方法:学校看護師456名を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,各質問項目の単純集計,自由記述の回答は質的内容分析を行った.また,学校看護師15名に教員への支援について半構造化面接を行い,質的帰納的に分析した.
結果:学校看護師は,子どもの安全と安心と安楽を守りながら,教員への医療的ケアに関する知識や技術の伝達,教員の医療的ケア実施への意欲や安心感を醸成し,医療的ケアを実施できるよう教員を支援する意義を見出し,教員を主体として互いに学びあうという支援をしていることが明らかとなった.
結論:学校看護師が教員を支援するうえで,学校看護師と教員がともに経験から学び合い,学校看護師が教員を理解し信頼し,教員を支援する意義を見出すことの重要性が示唆された.