2024 年 44 巻 p. 328-337
目的:本研究の目的は,美容整形手術を検討した背景からダウンタイム後までの心理過程を明らかにすることである.
方法:目元の美容整形手術を行った10名にインタビュー調査を行い,その内容を修正版グラウンデット・セオリー・アプローチを参考に分析を行った.
結果:【不満】【葛藤】【辛抱】【絶望】【待望】【満足】の6つのカテゴリで構成され,不満から満足へと至る心理過程を辿った.
結論:対象者は,美容整形手術に対してすべての過程で不満と満足,不安と期待といった対照的な感情を抱きながら過ごしていた.また,常に世間の目を気にしている気持ちが含まれていたため,美容医療に関わる看護師は美容整形手術を行う人へ肯定的な姿勢で関わる必要がある.また,美容整形手術による侵襲の大きさは対象者の心理へ大きく影響するため,アフターフォローの重要性が示唆された.