目的:外国人の親をもつ児童生徒の心身の健康課題解決に向けた養護教諭の支援プロセスを明らかにした.
方法:養護教諭10名に対し半構造化面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにより分析を行った.
結果:養護教諭による支援は,児童生徒の「健康課題の発生」から始まり,言葉と文化の違いにより,健康課題への対応が速やかにできないため,連携して【言葉と文化の違いを補って健康課題を明確化する】.さらに傷病の予防や管理ができるよう子どもと保護者に健康管理の方法を伝えるとともに,学校外のネットワークを活用し【国は違っても子供は同じという認識のもとに保護者を巻き込み支援する】段階へと変化し,健康課題への「自己管理を評価する」プロセスが導き出された.
結論:健康課題の解決に向け,学校内外の関係者や保護者と連携して言葉と文化の違いを補い合い配慮工夫して支援する必要性が示唆された.