2025 年 45 巻 p. 246-257
目的:脳卒中発症直後の急性期の患者を対象に動きを再構築する看護介入の実現可能性を検討する.具体的には,介入効果の検証に必要な標本サイズと指標の妥当性,本格的な調査を行うための課題を明らかにすることである.
方法:対象者は発症後3日目以内にSCUに入院した60~85歳の患者で,対照群20名,介入群20名のデータを収集した.発症4日目~15日目の期間において動きを再構築する看護介入を行い,介入効果の主要評価指標はFIMで分析した.
結果:対照群と介入群の2群間の評価指標に統計学的な有意差は認められなかった.入院時のNIHSSが20未満の患者に限定した分析では,発症15日目のFIM認知項目得点利得が介入群において高く統計学的な有意差が認められた.
結論:今回の結果より必要な標本サイズや評価指標,その他研究方法において本格的な調査に向けた課題が明らかとなった.