2025 年 45 巻 p. 526-539
目的:補完・代替療法に取り組むがん患者の看護におけるコア・コンピテンシーの構成要素をintegrative reviewによって特定し,明らかにすること.
方法:医中誌Web,MEDLINE,CINAHL等を用いて,「補完・代替療法」,「がん」,「臨床能力」等をキーワードとして検索し,選定した各種研究論文,解説等から抽出したデータを,質的帰納的方法により分析した.
結果:39件の分析対象文献の内訳は,質的研究10件,量的研究8件,混合研究4件,総説・レビュー10件,解説7件であり,5つの「知識」,11の「スキル」,4つの「態度・価値観」が明らかになった.
結論:当該コア・コンピテンシーは,知識獲得を基盤に看護師・患者関係を発展させながら,これまで培ってきたがん看護における態度やスキルを活用し,患者の目標達成を可能とする力として特徴づけられると考えた.