背景:がん対策基本法改訂に伴い学校でのがん教育が開始されたが,がん教育を受けた中高生が持つがんの知識とイメージの実態を示すデータは少ない.
目的:学校でがん教育を受けた中高生が持つがんの知識とイメージの実態を明らかにすることを目的とした.
方法:2022年3月~7月に,関東圏内の中高生842名より質問紙とWeb質問票を併用して回答を得た.背景では,学年やがん教育の有無等の回答を求めた.がんの知識ついては26項目の質問文を3択形式で,がんのイメージでは12項目の形容詞対をSD法で調査した.
結果:がん検診や予防行動に関しては正答率が高く,具体的な治療方法,緩和ケア等は正答率が低かった.中高生のイメージは怖い,苦しいが強く,がんに触れる機会がない生徒の方が,より負のイメージを持っていた.
結論:中高生の持つがん知識には,項目により差がみられた.看護師はその特性を踏まえ適切な情報提供と支援を行う必要がある.