2025 年 45 巻 p. 709-716
目的:COVID-19感染拡大によって生じた保育所で勤務する看護師が抱く看護師役割の困難感を明らかにすることを目的とした.
方法:A県の保育所で勤務する看護師を対象に自由記述の無記名自記式質問紙調査を実施した.
結果:看護師は『子どもを対象とした看護師役割の困難感』では【未熟な感染予防行動】【徹底できない感染予防対策】【成長・発達への影響】を,『保護者を対象とした看護師役割の困難感』では【難しい家庭保育の依頼】【保護者の疾患と感染予防対策に対する理解の不足】を,『保育士を対象とした看護師役割の困難感』では【保育士の疾患と感染予防対策に対する理解の不足】【保育士-看護師間の連携不足】を,『その他の看護師役割の困難感』では【確信がもてない感染予防対策】【発揮できない看護師としての専門性】を感じていた.
結論:保育所で勤務する看護師と保育士への研修の充実と保育士,保護者,医療機関との連携体制の強化が重要である.