目的:認知症と診断された夫/妻を配偶者が自宅で看取るまでの夫婦関係変化を記述する.
方法:認知症と診断された夫/妻を自宅で看取った配偶者に半構造化インタビューを行い,M-GTAを用いて分析をした.
結果:1コアカテゴリー,3カテゴリー,7サブカテゴリー,18概念が生成された.
夫婦関係は,〔病とともにあるあなたに歩み寄る〕【私とあなた】に変化し,【あなたのための私】自身を保つ必要がある.【私とあなたともう一人のあなたとしての私】になることで夫婦という2者関係は維持される.別離後肉体を持つあなたは居ないが,私の中のあなたは存在し続けるため《私と私の中のあなた》になり関係変化は終了する.
結論:《私と私の中のあなた》になる過程で専門職が関係性に着目し,関係のスムーズな移行と良好に維持できるよう夫婦双方への多職種での支援の必要性が示唆された.