目的:長期入院を要するこどものきょうだいへの支援にかかわるケア提供者が捉えた質の高いケアを実現するために必要な要素とその障壁を明らかにする.
方法:多職種で支援を実践しているケア提供者に対し半構造化面接を実施し,内容分析法にて質的に分析した.
結果:看護師,チャイルド・ライフ・スペシャリスト,保育士の計13名が参加した.きょうだいへの質の高いケアを実現にするために必要な要素は,支援を先導する組織の存在,病棟や病院の管理者の支援への理解,支援に対するスタッフの意識,多職種で協働すること,支援を提供する体制を整えることなどの11カテゴリで構成された.また,その障壁として,スタッフ側,きょうだい側,家族側の要因が抽出された.
結論:きょうだいへの質の高いケアを実現するために,ケア方略を検討する組織を含めた支援体制の構築と,支援の意義や幅広いきょうだい支援のアプローチに関するスタッフへの啓蒙が求められる.