日本看護科学会誌
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総説
DVを受けている妊産婦のヘルプシーキングの概念分析
問本 弘美三木 明子大川 聡子
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2026 年 46 巻 p. 366-378

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抄録

目的:概念分析を用いて,DVを受けている妊産婦のヘルプシーキングの構成要素と定義を明らかにし,看護実践への示唆を得る.

方法:Rodgers & Knafl(2000/2023)の手法にて,国内外の36文献を対象とした.

結果:属性は【看護職への暴力の開示】【信頼できる相手とのDVに関する対話】を含む5つ,先行要件は【暴力について話そうと思える身近な看護職】【DVを自覚し母親として問題に向き合う覚悟】を含む7つ,帰結は【医療や子育て支援の継続利用と新たな支援】【見守られている安心感と自信】を含む4つを抽出した.

結論:「妊娠・子育てを通して関わる身近な看護職の存在や,DVに向き合う母親の覚悟によって促される,暴力の開示やDVに関する対話とサポートの利用,および危機発生に対する介入の受け入れ」と定義した.暴力について開示できる関係と環境づくり,多職種連携による長期的な伴走支援が重要である.

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