2026 年 46 巻 p. 424-435
目的:周産期うつ病予防に関する海外論文のレビューを行い,周産期うつ病予防のための有効な介入と課題を検討すること.
方法:データベースCINAHL,MEDLINEを用いて,キーワードは,“pregnancy” or “birth” AND “depression” or “mental health” AND “self-care”で検索し,Garrardのマトリックス方式で分析を行った.
結果:対象文献は17件で,妊娠期に開始する介入と産後に開始する介入に分類された.介入は,対面またはアプリや冊子などによって実施され,概ね効果が得られたものの,継続支援や支援者の人員不足が課題となった.
結論:周産期の女性が抱える心理的問題は,多岐にわたり受診行動につながりにくい傾向がある.表面化しにくい心理的問題を抽出し,適切な支援を提供するためのスクリーニング方法と支援の構築が求められている.