目的:地域包括支援センターにおける介護予防ケアマネジメントの対象高齢者(以下,介護予防対象高齢者)を対象に,不眠症状とフレイル,認知機能・抑うつ・社会的フレイルとの関連を明らかにする.
方法:松原市の介護予防対象高齢者365名のうち,訪問調査を実施した265名を分析対象とし,不眠症状を独立変数,フレイルを主要アウトカム,認知機能・抑うつ・社会的フレイルを副次アウトカムとし,ロジスティック回帰分析を行った.
結果:不眠症状はフレイル(OR = 2.89, 95%CI = 1.42~5.88, p = .004)および抑うつ(OR = 4.19, 95%CI = 2.10~8.36, p = .003)と有意に関連していた.認知機能・社会的フレイルとの関連は認められなかった.
結論:介護予防対象高齢者におけるフレイル予防には,不眠症状に着目した支援が有用である可能性が示唆された.