目的:多職種統合チームによる在宅緩和ケア実践評価尺度を開発することを目的とした.
方法:多職種へのインタビュー調査結果から,61項目の尺度原案を作成し,全国の在宅医,訪問看護師,介護支援専門員,介護福祉士,薬剤師を対象にWeb調査を実施した.得られたデータを3群に分割し,段階的に探索的因子分析,確認的因子分析を行い,尺度の信頼性・妥当性の検証を行った.
結果:有効回答914件(回収率8.4%)であった.因子分析の結果,尺度は【臨機応変な対応に基づく希望実現】,【予測に基づく苦痛緩和】の2因子(17項目)で構成された.モデル適合度はGFI = .95,AGFI = .93,CFI = .95,RMSEA = .05,McDonald’s ωは.85以上であった.
結論:本尺度の信頼性・妥当性が確認できた.今後,さらなる実用可能性の検証とアウトカムとの関連の検証が求められる.