産業保健法学会誌
Online ISSN : 2758-2574
Print ISSN : 2758-2566
判例紹介/判例研究
日本漁船保険組合事件
林 剛司
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2022 年 1 巻 2 号 p. 77-96

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抄録
Y 組合に総合職として勤務しているX が、統合失調症による休職期間中、Y 組合復職の申し出を二度行ったが、いずれも認められず、その後休職期間満了により退職扱いとされたことにつき、違法無効である旨訴えた事案である。判決では、X の請求はいずれも理由がないとして棄却しており、主治医等は復職可能と判断したものの、休職期間満了での退職扱いが有効とされた日本漁船保険組合(東京地裁 令2.8.27判決)を取り上げ、解説する。
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© 2022 一般社団法人日本産業保健法学会
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