抄録
目的:白内障手術後説明の動画導入による有効性を検討する。
方法:対象はA施設にて初回外来日帰り白内障手術を受けた229名。白内障手術後説明の動画を作成し,手術翌日の診察終了から看護師による個別説明開始までの待ち時間に視聴してもらった。動画導入前は124名,導入後は105名。診察終了から看護師の説明までの時間(T1)と看護師が説明に要した時間(T2)を測定し,導入前後で比較した。導入後は,動画に関する無記名アンケートを行った。
結果:T1は動画導入前後で有意差はなかったが,T2は動画導入前9.6分±4.0,導入後6.9分±2.4で有意に短縮した。アンケートでは,95%以上で動画視聴が術後点眼方法,清潔面,保護眼帯の理解に役立った,89% で待ち時間が有効利用できたと回答した。
考察:白内障手術後説明の動画導入は看護師の説明時間短縮や患者の理解に有効であった。また,患者の待ち時間を感覚的に短縮することで,高い満足度を得ることができた。