2025 年 54 巻 1 号 p. 1-15
本論文では,乱塊法モデルにおける順序制約のある場合の対照との多重比較検定法を考える.Williams (1971)は,多標本モデルにおいて正規性を仮定した場合の
検定に基づく閉検定手順を提案した.本論文では,白石・松田 (2015)に類似の検定に基づく閉検定手順,線形統計量に基づく閉検定手順,累積カイ二乗の最大成分に基づく閉検定手順を提案する.提案した検定手順の検出力をモンテカルロシミュレーションで調査した結果,白石・松田 (2015)に類似の検定に基づく閉検定手順と累積カイ二乗の最大成分に基づく閉検定手順は Williams (1971)に類似の
検定に基づく閉検定手順より優れていることが分かった.