応用統計学
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2段階抽出による2つの二項確率の検定におけるサンプルサイズの推定と検出力の評価
竹越 香苗岩崎 学
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2001 年 30 巻 2 号 p. 91-106

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抄録
臨床研究などの計画では複数の段階に分けて標本を抽出することが多い.複数段階抽出の下でサンプルサイズを推定する場合,必要となるパラメータが未知であるため,ほとんどの場合2段階目以降のサンプルサイズは前の段階から得られた結果より推定されたパラメータを用いて定められる.このときサンプルサイズ推定に必要なパラメータが既知である場合の"真の検出力"と未知である場合の"推定された検出力"がどのように異なるかを知ることが重要である.本論文では2段階抽出において2つの二項確率問の検定に対するサンプルサイズの推定を行ない,"真の検出力"と"推定された検出力"を比較する.
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