日本再生歯科医学会誌
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原著論文
スポンジ状担体へのDextranコートが骨髄幹細胞の硬組織形成に及ぼす影響
下村 容規好川 正孝林 宏行
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2009 年 6 巻 2 号 p. 99-113

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抄録
3次元構造である歯の再生には担体が必須である.そこで,ポリビニルアルコールのホルマリン処理スポンジ(PVFスポンジ)をin vitroin vivoでの骨形成のための担体とした.培養プレートのウェルとPVFスポンジに細胞接着促進のためにdextranをコートした.In vitroでは,分子量10kDaで2g/dlおよび分子量500kDaで4g/dlのdextranでコートしたPVFスポンジに骨髄細胞による石灰化物の形成がデキサメタゾンの存在の下で認められ,in vivoでも分子量10kDaで2g/dlおよび分子量500kDaで4g/dlのdextranでコートして骨髄細胞を播種したPVFの多くの気孔に骨形成を認めた.スポンジ中のオステオカルシンは25.28±5.71ng,Caは129.20±19.69µgで,これらの結果はdextranを介して多くの幹細胞がPVFに接着したことを示唆している.
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