主催: 日本文化人類学会
日本学術振興会特別研究員・南山大学
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ある国際組織がベトナムの農村で展開する回転信用講事業をとりあげる。この事業は住民を自律的経営者に育て、かつ利子収入による持続可能な講経営をめざす新自由主義的事業である。事業側は住民の利子への疑念を見越し、詳細な利子内訳表を作る。住民はそれを外国の厳格さの象徴と理解し、事業の理念とはずれたところでその厳格さを模倣しようとする。他者の意図を曲解しつつ応答する対話的主体による錯綜した開発受容過程を描く。
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