日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第52回研究大会
セッションID: C19
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分科会11 宗教と開発の人類学
タイにおける仏教僧の開発実践からみる宗教-世俗の境界
ヘルスケア活動の現場に焦点をあてて
*岡部 真由美
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抄録
本発表の目的は、現代タイ社会における上座仏教僧による開発実践をとおして、どのように宗教-世俗の境界が編成されているのかを示すことにある。具体的には、1990年代末以後のヘルスケア再編の試みと、僧侶が他のアクターとともに取り組む活動の現場に着目する。その結果、現場におけるケアの与え手と受け手との即興的なやりとりによって、宗教-世俗の境界が立ち現われ、揺らぎ、つくりかえられていることが明らかとなった。
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