日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
会議情報

分科会2 「倫理的転回」が切り開く視界、およびその危うさとは―道徳/倫理の人類学の興隆を考察する―
戦場で「敵の命を救うこと」をめぐる道徳/倫理
*佐川 徹
著者情報
キーワード: 暴力, 戦場, 倫理, 牧畜民
会議録・要旨集 フリー

p. B04-

詳細
抄録
東アフリカの牧畜民ダサネッチは近隣集団と戦いを重ねてきた。戦いに行き敵を殺害することは、文化装置をとおして「望ましいこと」だと人びとに認識されている。だが、戦いに行った経験をもつ男性に話を聞くと、戦場で遭遇した敵を殺さなかった経験や積極的に敵の命を救った経験に言及することがある。本発表では近年の道徳/倫理をめぐる人類学的な議論に依拠しながら、彼らがそれらの経験をどのように説明するのかを検討する。
著者関連情報
© 2020 著作権は日本文化人類学会に帰属します。
前の記事 次の記事
feedback
Top