腸内細菌学雑誌
Online ISSN : 1349-8363
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総 説<特集:腸内菌叢はコントロールできるか?>
新生児・乳児期の腸内細菌叢とその形成因子
牧野 博久保田 博之石川 英司酒井 隆史松田 一乗秋山 拓哉大石 憲司久代 明
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2018 年 33 巻 1 号 p. 15-25

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抄録

胎児の腸内は基本的に無菌状態であり,出生時に母親由来および環境由来の細菌に暴露されることで新生児の腸内細菌叢の形成が始まる.本稿では,まず母親の腸内および腟内細菌叢の重要性について述べ,新生児の腸内細菌叢の形成にビフィズス菌の母子伝播,出産形態,授乳形態などの因子がどのように関わっているかを概説する.また,無症状ながら乳児期特有に認められる病原性細菌の感染と定着事例を報告し,最後に新生児・乳児を対象としたプロバイオティクス生菌菌末の介入試験について紹介する.

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© 2018 (公財)日本ビフィズス菌センター
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